羆の居ぬ間に湿原トレッキング~雨竜沼湿原@北海道
みなさん、いい夏休み
を過ごされたでしょうか。
私は今年の夏も何処にも行かず。ずぅ~~~っと、北海道で過ごしました。
夏休みはあまり取れませんでしたが、週末になると、天気のいいエリアを目指しテントとタープを積み込んで愛車を走らせる。予約なんかせずにその日気の向いたキャンプ場に幕を張る。仕事が残ったら土曜の朝、事務所で片付けてからフィールドに向かう。
そんな生活は、それ自体がアウトドア
かもしれないなとも思いながら、ひと夏を過ごしました。
ただ、最近はキャンプが楽しすぎ、もともと好きな「歩く」
ほうがお留守になる傾向がありました。理由は・・・。
1.北海道の山は大きすぎて一年生の子供を連れて行ける山がなかなか見つからない・・・札幌近郊ならありそうですが。
2.昨秋は膝蓋骨をまっぷたつに割って以来、しばらくリハビリが必要だった
今年はキャンプびたり
3.山に行くと、黒くてでっかい動物がいるのが気になる。
と、言いながら、やっぱり「歩きたい」衝動は抑え切れません。近場でいいところ・・・と、考えた結論はこちら。

雨竜沼湿原です。
場所は、こちらです。
以前から「北海道の秘境と言われる湿原が近くにある」とは知っていましたが、キャンプに行きたかったこと、また羆の餌場であるのも情報として知っていたので、躊躇していました。しかしこの夏、知床五湖トレッキングで少し慣れたのと、羆の活動時間帯が早朝と夕方だと知ったことで、行ってみようと決めました。
・・・ここに行くにはまず、雨竜町まで行き、それから山の中に入っていくことになります。

雨竜市街は自宅から20分ほどですが、そこから山に入っていくに従って延々とダートが続きます。
堅く締まったダートに加え、写真にはありませんがデコボコの水溜りだらけの道で泥を撥ねまくりながら走ること25分。

合計45分ほどで雨竜沼ゲートパークに到着。

ここには管理人さんも常駐しています。
早速準備をして・・・。

入山届けを出します。

高校生以上は(強制ではありませんが)美化協力金として500円/人を払います。
クマ出没情報もチェック。8月に入ってから湿原での目撃は無い。

でも、このポスターはいらないな・・・。

では、歩き始めます。

ゲートパークから湿原入り口までは子供を連れて2時間ほど。ちょうどいい距離です。
標高差は350m。
つり橋を渡って。

何度も小さな流れを渡りながら進みます。

前日、けっこう降ったようで、足元には注意が必要でした。
この日は曇り空からのスタートで、霧も出ていました。

雨竜沼湿原は札幌、旭川いずれからも距離があり、登山口へのアプローチ自体も麓の雨竜市街からダートで長距離を走る必要があります。容易には行けない場所なので、手付かずの自然が残ることになったようです。
と、いうような場所なのに、薄暗いダートの途中に小学校跡を見かけた時は驚きました。こんな北海道の山奥まで入植した人たちがいたとは。北海道、行く先々に歴史のドラマがあります。
横道にそれた話を戻して・・・。

ヤマアジサイが咲く山道を歩きます。
二つ目のつり橋を渡って

休憩を挟みながら。

湿原へのアプローチ、というと散歩道のようなイメージですが、かなり急勾配もあります。

小学生にとって、この勾配はアスレチックですね

兄ちゃんは高学年なので少し余裕があります。

かつて我が家の裏山、生駒山を毎週のように登った経験は生きているのでしょうか?
2時間近く歩くと、だんだんと景色が開けてきます。

湿原が近いことが川の流れで感じられます。

もうこのあたりの渡渉は緩やかです。

湿原が見えてきた!!


最後の流れで靴底をブラシで擦ります。・・・これ義務です。

ラムサール条約登録湿地であるここは、外来種の種子を湿原に持ち込まないために、備え付けのブラシで靴底を洗うことが義務付けられています。

そして・・・。

ここから、湿原内のトレッキングが始まります。
長くなってきましたので、続きは、その2で。
湿原内の風景に加え、羆が土を掘り起こした跡など、いろいろお届けしたいと思います。
それでは、また。
↓面白いブログいっぱいです。新しい世界、見つけませんか?

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

私は今年の夏も何処にも行かず。ずぅ~~~っと、北海道で過ごしました。
夏休みはあまり取れませんでしたが、週末になると、天気のいいエリアを目指しテントとタープを積み込んで愛車を走らせる。予約なんかせずにその日気の向いたキャンプ場に幕を張る。仕事が残ったら土曜の朝、事務所で片付けてからフィールドに向かう。
そんな生活は、それ自体がアウトドア

ただ、最近はキャンプが楽しすぎ、もともと好きな「歩く」

1.北海道の山は大きすぎて一年生の子供を連れて行ける山がなかなか見つからない・・・札幌近郊ならありそうですが。
2.昨秋は膝蓋骨をまっぷたつに割って以来、しばらくリハビリが必要だった

3.山に行くと、黒くてでっかい動物がいるのが気になる。

と、言いながら、やっぱり「歩きたい」衝動は抑え切れません。近場でいいところ・・・と、考えた結論はこちら。
雨竜沼湿原です。
場所は、こちらです。
以前から「北海道の秘境と言われる湿原が近くにある」とは知っていましたが、キャンプに行きたかったこと、また羆の餌場であるのも情報として知っていたので、躊躇していました。しかしこの夏、知床五湖トレッキングで少し慣れたのと、羆の活動時間帯が早朝と夕方だと知ったことで、行ってみようと決めました。
・・・ここに行くにはまず、雨竜町まで行き、それから山の中に入っていくことになります。

雨竜市街は自宅から20分ほどですが、そこから山に入っていくに従って延々とダートが続きます。
堅く締まったダートに加え、写真にはありませんがデコボコの水溜りだらけの道で泥を撥ねまくりながら走ること25分。

合計45分ほどで雨竜沼ゲートパークに到着。
ここには管理人さんも常駐しています。
早速準備をして・・・。
入山届けを出します。
高校生以上は(強制ではありませんが)美化協力金として500円/人を払います。
クマ出没情報もチェック。8月に入ってから湿原での目撃は無い。
でも、このポスターはいらないな・・・。

では、歩き始めます。
ゲートパークから湿原入り口までは子供を連れて2時間ほど。ちょうどいい距離です。
標高差は350m。
つり橋を渡って。
何度も小さな流れを渡りながら進みます。
前日、けっこう降ったようで、足元には注意が必要でした。
この日は曇り空からのスタートで、霧も出ていました。
雨竜沼湿原は札幌、旭川いずれからも距離があり、登山口へのアプローチ自体も麓の雨竜市街からダートで長距離を走る必要があります。容易には行けない場所なので、手付かずの自然が残ることになったようです。
と、いうような場所なのに、薄暗いダートの途中に小学校跡を見かけた時は驚きました。こんな北海道の山奥まで入植した人たちがいたとは。北海道、行く先々に歴史のドラマがあります。
横道にそれた話を戻して・・・。
ヤマアジサイが咲く山道を歩きます。
二つ目のつり橋を渡って
休憩を挟みながら。
湿原へのアプローチ、というと散歩道のようなイメージですが、かなり急勾配もあります。
小学生にとって、この勾配はアスレチックですね
兄ちゃんは高学年なので少し余裕があります。
かつて我が家の裏山、生駒山を毎週のように登った経験は生きているのでしょうか?

2時間近く歩くと、だんだんと景色が開けてきます。
湿原が近いことが川の流れで感じられます。
もうこのあたりの渡渉は緩やかです。
湿原が見えてきた!!
最後の流れで靴底をブラシで擦ります。・・・これ義務です。
ラムサール条約登録湿地であるここは、外来種の種子を湿原に持ち込まないために、備え付けのブラシで靴底を洗うことが義務付けられています。
そして・・・。
ここから、湿原内のトレッキングが始まります。
長くなってきましたので、続きは、その2で。
湿原内の風景に加え、羆が土を掘り起こした跡など、いろいろお届けしたいと思います。
それでは、また。
↓面白いブログいっぱいです。新しい世界、見つけませんか?

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村
この記事へのコメント
なかなかの登山ですね
時々、山でアジサイを見かけますが
山あじさいと言うのですね!(^^)!
次回の湿原散策が楽しみです!!
時々、山でアジサイを見かけますが
山あじさいと言うのですね!(^^)!
次回の湿原散策が楽しみです!!
小学校跡・・・とんでもない山の中とかにたまにありますよね。
廃線跡とか廃校跡とか・・・僕らが生まれるずーと前に町ではなくなってしまった所とか。
いつから建ってるんだろう・・・どんな遊びが流行ってたのかな・・・遠い昔のことの思いがちですが、北海道の歴史なんて150年とかそんなもんしかないんですよね^^
つい最近の話なんですよね^^
開拓の時代。この山の中で寒さ、ヒグマに襲われ、この時代があって北海道は創られたのだなと開拓者さんのことを考えてみたりします。
小学校跡の話題に食いつき過ぎました^^;
この湿原もこの先も変わらず残して行って欲しいですね^^
廃線跡とか廃校跡とか・・・僕らが生まれるずーと前に町ではなくなってしまった所とか。
いつから建ってるんだろう・・・どんな遊びが流行ってたのかな・・・遠い昔のことの思いがちですが、北海道の歴史なんて150年とかそんなもんしかないんですよね^^
つい最近の話なんですよね^^
開拓の時代。この山の中で寒さ、ヒグマに襲われ、この時代があって北海道は創られたのだなと開拓者さんのことを考えてみたりします。
小学校跡の話題に食いつき過ぎました^^;
この湿原もこの先も変わらず残して行って欲しいですね^^
菜々子さんどうもです
子供連れたトレッキングのレベルですが、足慣らしにはよかったです
実際、雨竜の山奥にこんな湿原が広がっているとは、驚きでした。
もっと小さいのかと思ってました!
子供連れたトレッキングのレベルですが、足慣らしにはよかったです
実際、雨竜の山奥にこんな湿原が広がっているとは、驚きでした。
もっと小さいのかと思ってました!
シカオさんこんばんは
国領小学校跡ですね、群馬県から入植した人々の村にできた小学校で
昭和47年に集落が移転した際に廃校になったそうですよ。
かなり山に入ったところなので、びっくりしますよ。
ネットで調べると色々出てきます。
国領小学校跡ですね、群馬県から入植した人々の村にできた小学校で
昭和47年に集落が移転した際に廃校になったそうですよ。
かなり山に入ったところなので、びっくりしますよ。
ネットで調べると色々出てきます。
続きが楽しみです!
雨竜沼湿原はとっても気になっている場所の一つなのですが、行ったことはありません。
手前は登山のような感じなのですね~。私まったく登山なんてした事が無いので、無理っぽいです。でもとっても綺麗なんだろうな~
そういえば国領小中学校跡地の小さな碑、気が付きましたか。
私の廃校サイトも発見してくれましたか~最近全く放置中ですけど(^^;)
学校があったなんて信じられない場所ですよね!北海道は本当に奥が深いですよね。
雨竜沼湿原はとっても気になっている場所の一つなのですが、行ったことはありません。
手前は登山のような感じなのですね~。私まったく登山なんてした事が無いので、無理っぽいです。でもとっても綺麗なんだろうな~
そういえば国領小中学校跡地の小さな碑、気が付きましたか。
私の廃校サイトも発見してくれましたか~最近全く放置中ですけど(^^;)
学校があったなんて信じられない場所ですよね!北海道は本当に奥が深いですよね。
peppermintさんこんにちは
北海道に住んでいるなら、この湿原は是非、行ってみてほしいですね。
廃校のサイトを運営されてるんですか?知りませんでした。
国領までは行かれたんですね。
またサイトも教えてくださいね
北海道に住んでいるなら、この湿原は是非、行ってみてほしいですね。
廃校のサイトを運営されてるんですか?知りませんでした。
国領までは行かれたんですね。
またサイトも教えてくださいね
今度 機会があれば・・・
当別町の山奥にある原油鉱山跡地見に来てみませんか?
ここに町があった証拠が・・・・
今でも原油がボコボコ吹き上がってますよ^^¥
小学校跡地も「 なんでここに? 」という場所ですから
当別町の山奥にある原油鉱山跡地見に来てみませんか?
ここに町があった証拠が・・・・
今でも原油がボコボコ吹き上がってますよ^^¥
小学校跡地も「 なんでここに? 」という場所ですから
当別ですか、近いから是非行ってみたいですね。
原油鉱山とはまた・・・。面白そう
原油鉱山とはまた・・・。面白そう
地図で当別町の 「 五の沢林道 」を探してみてください。
林道と言ってもすべて舗装化されているので安心してください。
そこから検索ワードで「原油」と調べていくと場所が特定できると思います
また途中の(頂上付近)開けた場所から札幌市を一望できますよ。
まっ、札幌を見たところでそんなに感動はしませんけどね^^;
林道と言ってもすべて舗装化されているので安心してください。
そこから検索ワードで「原油」と調べていくと場所が特定できると思います
また途中の(頂上付近)開けた場所から札幌市を一望できますよ。
まっ、札幌を見たところでそんなに感動はしませんけどね^^;
原チャリ屋さん
面白そうなので、行ってみるリストに入れますよ!
面白そうなので、行ってみるリストに入れますよ!