知床五湖 地上遊歩道をあるく
2015道東シリーズ第二弾は、やはり、ここは外せない!知床です。
月形の記事はまだ途中だけど・・・。天空のラベンダー畑の記事もまだだけど・・・。
まずは、この記事。

「知床五湖 地上遊歩道をあるく」です。
場所は、こちら。
ここには昨年、夏の終わりに初めてやってきました。霧の中で幻想的な散策を楽しみましたが、やっぱり、雄大な風景を見たい!!来年の夏、まだここにいたら必ず行く!!そう思いながら、この地を後にして約1年。念願どおり青い空の下、世界遺産の風景を堪能することができました。(昨年の記事はこちら。)
この日はさすがに気合が入りました。珍しく5時に家を出発。北海道は広い。そして道東は遠い!途中、休憩も入れ到着は11時。

しかし、晴れた空の下、この知床フィールドハウスを見ると、心が躍りました。また、ここにやってこれた!
さて、早速、ガイドツアーの予約です。
ガイドツアー??そうです。7月末までの知床はヒグマの活動期。知床五湖の地上遊歩道は、ガイド無しで立ち入ることは出来ません。詳細はこちらをどうぞ。
ツアーは一時間後。それまでフィールドハウスの中を見たり、時間をつぶします。

これが知床五湖の全景模型。

左側に見える茶色い部分が高架木道。ここは電気柵に守られているので、通年、立ち入りが可能です。右側が五湖の森。ガイド同行といえども、ヒグマが出没した時点でツアーは終了となります。ヒグマを目撃するというラッキーな経験をして、ツアーを途中で終了するか、目撃せずに最後まで五湖を楽しむか。それはまさに運次第です。
展示されている資料や剥製などで気分を盛り上げます。

そして、その時はやってきた・・・。

・・・、の前に、ガイドさんからのレクチャー、そしてビデオを見なければなりません。
その理由をお見せします。
こちら。

一週間の間に、五湖周辺でヒグマが目撃された情報があちこちに書き込まれています。これを見ながらガイドさんからレクチャーを受けます。
ヒグマを発見しても騒がない、背中を見せて走って逃げない。落ち着いて後ずさりするようにしてその場を去る。突進してきても、ほとんどが威嚇なので、慌てない。
ただ、そうやっても100%防げるわけではない。襲われたら、首筋を守るようにしてうつ伏せになる。そのような説明を受けます。
十分なレクチャーを受けた上で、このゲートをくぐります。

気分は、ほぼジュラシックパークです(笑)
いきなり森の中に入っていきます。

世界遺産の森です。今年でちょうど10周年です。


昨年の、幻想的な霧の五湖もよかったけれど、木漏れ日の道を歩くのは、やっぱり気持ちいい。

アマガエルがこんにちは。

ガイドさんが言ってましたが、知床のアマガエルは色が鮮やかです。
まずは、木にこんな傷跡が。

ヒグマは木登りしない、と思っていたけれど、けっこう器用に登るそうです。
木に絡みついたブドウを食べ、滑り降りる際に爪あとをつけるそうです。

必死で見る約2名。

「くろいおともだち」の痕跡に目を凝らします。「うちの近くにも居るのかなぁ」「もちろん居るよ」とガイドさんに即答されている長男(笑)
ただ、ガイドさんいわく知床のヒグマは「上品」とのこと。

確かに、知床は町中にもたびたび、出没しますが、人を襲った話は聞かないです。勿論、行動の管理や追い払いの仕組みができていることもありますが、どちらかと、道南で人を襲う話をよく聞きます。ガイドさんも「道南のクマは気が荒い」と言っていて、やっぱりそうかと思いました。
といった話はさておいて、森と湖に話を戻します。



なぜか、小声で歌を口ずさみながら座り込んで湖を眺める方が一名。

小学一年生の娘の目に、この風景はどんな風に映っているのか。

また、この先記憶の中にどんな風に残っていくのか。

いつか、教えてくれるかもしれません。
ちなみに日記帳には「池がありました」と書かれていました

それでは「池」の写真を何枚か。




今年は、晴れました。
途中、エゾヤチネズミが多数、また珍しくエゾタヌキ(キタキツネはここで見ても仕方ない)なども見ましたが、カメラに収まってくれませんでした・・・。

その代わりに、こんな写真で。

ヒグマの糞と・・・。
水芭蕉を食い散らかした跡。

この水芭蕉の根っこを食べるために、五湖の周辺に出没、し季節の移り変わりとともに涼しい高地へ移動していくそうです。8月になると、この辺りには居なくなり、地上遊歩道もガイド無しで散策できるようになります。
聞くと五湖の中でも通り道があるそうで、場所によってはガイドさんが「この辺りはよく出没するので・・・。」と、先に走っていこうとする子ども達を制する時もありました。

ガイドツアーというと、自由度が・・・、という人もいるかもしれませんが、色んな場所を説明してくれて、とても面白かったという感想です。長男も「ガイドさんの話が面白かった、前に自分達だけで歩いたときより楽しかった!」と言っていました。
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎ、現実に戻る時間です。

ツアーは約3時間、濃密な時間です。自分たちだけで歩くと1時間半ほどなので、その倍の時間を掛けて、様々なレクチャーを受けながら世界遺産の森と湖を堪能しました。
高架木道を最後に通りますが、地上高があって見晴らしがよく、気持ちのいい場所です。

こうやって、電気柵が張り巡らされています。ね、ジュラシックパークっぽいでしょ?
ここに来るたび、この自然をいつまでも守っていきたいものだと、あらためて感じます。

と、いうことで、地上遊歩道の巻、終了です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
続きは、その2で。国設知床野営場、そして、ガイドさんに教えてもらったウトロの魚の美味しい!!お店など。
それでは、また。
月形の記事はまだ途中だけど・・・。天空のラベンダー畑の記事もまだだけど・・・。
まずは、この記事。
「知床五湖 地上遊歩道をあるく」です。
場所は、こちら。
ここには昨年、夏の終わりに初めてやってきました。霧の中で幻想的な散策を楽しみましたが、やっぱり、雄大な風景を見たい!!来年の夏、まだここにいたら必ず行く!!そう思いながら、この地を後にして約1年。念願どおり青い空の下、世界遺産の風景を堪能することができました。(昨年の記事はこちら。)
この日はさすがに気合が入りました。珍しく5時に家を出発。北海道は広い。そして道東は遠い!途中、休憩も入れ到着は11時。
しかし、晴れた空の下、この知床フィールドハウスを見ると、心が躍りました。また、ここにやってこれた!
さて、早速、ガイドツアーの予約です。
ガイドツアー??そうです。7月末までの知床はヒグマの活動期。知床五湖の地上遊歩道は、ガイド無しで立ち入ることは出来ません。詳細はこちらをどうぞ。
ツアーは一時間後。それまでフィールドハウスの中を見たり、時間をつぶします。
これが知床五湖の全景模型。
左側に見える茶色い部分が高架木道。ここは電気柵に守られているので、通年、立ち入りが可能です。右側が五湖の森。ガイド同行といえども、ヒグマが出没した時点でツアーは終了となります。ヒグマを目撃するというラッキーな経験をして、ツアーを途中で終了するか、目撃せずに最後まで五湖を楽しむか。それはまさに運次第です。
展示されている資料や剥製などで気分を盛り上げます。
そして、その時はやってきた・・・。
・・・、の前に、ガイドさんからのレクチャー、そしてビデオを見なければなりません。
その理由をお見せします。
こちら。

一週間の間に、五湖周辺でヒグマが目撃された情報があちこちに書き込まれています。これを見ながらガイドさんからレクチャーを受けます。
ヒグマを発見しても騒がない、背中を見せて走って逃げない。落ち着いて後ずさりするようにしてその場を去る。突進してきても、ほとんどが威嚇なので、慌てない。
ただ、そうやっても100%防げるわけではない。襲われたら、首筋を守るようにしてうつ伏せになる。そのような説明を受けます。
十分なレクチャーを受けた上で、このゲートをくぐります。
気分は、ほぼジュラシックパークです(笑)
いきなり森の中に入っていきます。
世界遺産の森です。今年でちょうど10周年です。
昨年の、幻想的な霧の五湖もよかったけれど、木漏れ日の道を歩くのは、やっぱり気持ちいい。
アマガエルがこんにちは。
ガイドさんが言ってましたが、知床のアマガエルは色が鮮やかです。
まずは、木にこんな傷跡が。
ヒグマは木登りしない、と思っていたけれど、けっこう器用に登るそうです。
木に絡みついたブドウを食べ、滑り降りる際に爪あとをつけるそうです。
必死で見る約2名。
「くろいおともだち」の痕跡に目を凝らします。「うちの近くにも居るのかなぁ」「もちろん居るよ」とガイドさんに即答されている長男(笑)
ただ、ガイドさんいわく知床のヒグマは「上品」とのこと。
確かに、知床は町中にもたびたび、出没しますが、人を襲った話は聞かないです。勿論、行動の管理や追い払いの仕組みができていることもありますが、どちらかと、道南で人を襲う話をよく聞きます。ガイドさんも「道南のクマは気が荒い」と言っていて、やっぱりそうかと思いました。
といった話はさておいて、森と湖に話を戻します。
なぜか、小声で歌を口ずさみながら座り込んで湖を眺める方が一名。
小学一年生の娘の目に、この風景はどんな風に映っているのか。
また、この先記憶の中にどんな風に残っていくのか。
いつか、教えてくれるかもしれません。
ちなみに日記帳には「池がありました」と書かれていました

それでは「池」の写真を何枚か。
今年は、晴れました。

途中、エゾヤチネズミが多数、また珍しくエゾタヌキ(キタキツネはここで見ても仕方ない)なども見ましたが、カメラに収まってくれませんでした・・・。
その代わりに、こんな写真で。
ヒグマの糞と・・・。
水芭蕉を食い散らかした跡。
この水芭蕉の根っこを食べるために、五湖の周辺に出没、し季節の移り変わりとともに涼しい高地へ移動していくそうです。8月になると、この辺りには居なくなり、地上遊歩道もガイド無しで散策できるようになります。
聞くと五湖の中でも通り道があるそうで、場所によってはガイドさんが「この辺りはよく出没するので・・・。」と、先に走っていこうとする子ども達を制する時もありました。
ガイドツアーというと、自由度が・・・、という人もいるかもしれませんが、色んな場所を説明してくれて、とても面白かったという感想です。長男も「ガイドさんの話が面白かった、前に自分達だけで歩いたときより楽しかった!」と言っていました。
そして、楽しい時間はあっという間に過ぎ、現実に戻る時間です。
ツアーは約3時間、濃密な時間です。自分たちだけで歩くと1時間半ほどなので、その倍の時間を掛けて、様々なレクチャーを受けながら世界遺産の森と湖を堪能しました。
高架木道を最後に通りますが、地上高があって見晴らしがよく、気持ちのいい場所です。
こうやって、電気柵が張り巡らされています。ね、ジュラシックパークっぽいでしょ?
ここに来るたび、この自然をいつまでも守っていきたいものだと、あらためて感じます。
と、いうことで、地上遊歩道の巻、終了です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
続きは、その2で。国設知床野営場、そして、ガイドさんに教えてもらったウトロの魚の美味しい!!お店など。
それでは、また。
この記事へのコメント
ども!おばんです。
知床、素晴らしいの一言です。
また必ず行きたい。
知床、素晴らしいの一言です。
また必ず行きたい。
自転車ブログランキング眺めてて上の段をクリックした通りすがりです。
この夏休み(9月ですが)には沖縄・久米島に行こうと思っていたのが急に気が変わり、トマムに行き先変更したとこでした。きっれーですねー北海道は。いちいちきれい。約3年ぶりなので楽しみです。もっとも我家の車は旭川ナンバーなんで、目立つのかお巡りさんによく止められます。先日は青い紙まで頂きました。と言うことで、交通安全・家内安全お祈りしています。では。
この夏休み(9月ですが)には沖縄・久米島に行こうと思っていたのが急に気が変わり、トマムに行き先変更したとこでした。きっれーですねー北海道は。いちいちきれい。約3年ぶりなので楽しみです。もっとも我家の車は旭川ナンバーなんで、目立つのかお巡りさんによく止められます。先日は青い紙まで頂きました。と言うことで、交通安全・家内安全お祈りしています。では。
ゴッツさん
道東は「北海道の野生担当」ですね。いいですね、知床は。といっても、まだ通り一遍の場所しか行っていないので、もう少し秘境感を味わってみたいと思う今日この頃です
道東は「北海道の野生担当」ですね。いいですね、知床は。といっても、まだ通り一遍の場所しか行っていないので、もう少し秘境感を味わってみたいと思う今日この頃です
はつゆき船長さん
訪問ありがとうございます
9月にトマムですか、いい天気だといいですね。
訪問ありがとうございます
9月にトマムですか、いい天気だといいですね。
ろっぴさんこんばんわ^^
熊も季節で移動するんですね^^はじめて知りました^^
同じ道東に住んでいても知床まではなかなか行く機会がなくて
もう10年以上行ってないんですが、今回ろっぴさんの写真見てて
秋以降に行ってみようかな~なんて思いました^^
と、いうか9月じゃないと自家用車で行けないと思ってたんですが、
6月1日~7月31日間も大丈夫なんですね^^;
10年以上勘違いしてました^^;
熊も季節で移動するんですね^^はじめて知りました^^
同じ道東に住んでいても知床まではなかなか行く機会がなくて
もう10年以上行ってないんですが、今回ろっぴさんの写真見てて
秋以降に行ってみようかな~なんて思いました^^
と、いうか9月じゃないと自家用車で行けないと思ってたんですが、
6月1日~7月31日間も大丈夫なんですね^^;
10年以上勘違いしてました^^;
シカオさんこんばんは
多分カムイワッカ湯の滝は、もうすぐ自家用車では行けなくなるはず
です。五湖までは年中、いけます。
ただ今週末ぐらいからは、そろそろ込み合いそうですね。
夏休みが終わった秋口ぐらいに行くのも悪くなさそうですね。
冬の知床も興味があるのですが、さすがに峠を越えるのが・・・。
多分カムイワッカ湯の滝は、もうすぐ自家用車では行けなくなるはず
です。五湖までは年中、いけます。
ただ今週末ぐらいからは、そろそろ込み合いそうですね。
夏休みが終わった秋口ぐらいに行くのも悪くなさそうですね。
冬の知床も興味があるのですが、さすがに峠を越えるのが・・・。