知床!!③羅臼、そして帰路

ろっぴ

2014年08月22日 22:10

先週、8/14~16の知床レポート第3回です。みなさんの道東への旅のヒントになれば幸いです。


いきなり登場したのは・・・シャチの骨格見本。

知床五湖を後にした私たちは、知床半島を横切り、羅臼へと向かいました。
そして行った先は知床国立公園羅臼ビジターセンター
上の写真はビジターセンター内の展示です。そう、知床の海はクジラ、シャチが泳ぐ海なんですよね。

場所は、こちら。



ここで羅臼の自然を紹介するビデオを見せてもらいました。

そして建物の裏手に向かいます。

こんな道しるべが。

羅臼間欠泉です。


羅臼間欠泉は、北海道指定天然記念物で、昭和36年にボーリング作業をしていたところ噴出したものだそうです。一時期、噴気しない時期があったそうですが、3年ほど前に復活したそうです。1時間に1回程度、噴出するその瞬間をじっと待ちました。待つこと数十分。

すると・・・。

突然、しゅうしゅうという噴出音とともに、蒸気が噴出しました。


私が生まれるよりも前から蒸気を噴出し続けている間欠泉。地球の息吹ですね。
この日は、この近くの温泉宿に宿泊しましたが、硫黄の匂いが廊下まで立ち込めていて、地球のエネルギーを感じました。

夕方は羅臼の海を見に「クジラの見える丘」へ。あいにくの曇りで、クジラは見えませんでしたが、かすかに見える国後島の島影に感動しました。

ほんとに、かすかにですが・・・。そこにはあの、国後島が、ありました。



そして、翌日はふたたび半島を横切り、ウトロへ。

フレペの滝を見るべく「知床自然センター」へ向かいました。


しかし、ここで、ちょっとした問題発生です。

自然センターの駐車場に車を止め、歩き出すと向こうから、スタッフの方が血相を変えて走ってきました。私たちの横を通り過ぎたかと思うとそこで立ち止まり大声で「ちょっとそっちに行かないで!止まって下さい!!」と、駐車場の端を歩いている人に向かって叫んでいます。
びっくりして立ち止まっていた私たちに、近くにいた駐車場整理員のおじさんが「熊が出たみたい。」と教えてくれました。そのおじさんもすぐに、観光バスで来た集団に「早くバスに乗って!」と指示しています。
自然センターの建物の屋上にはいつのまにかスタッフが登っていて周囲を鋭い目でチェックしていました。
※写真は撮影していません。
これは本当に緊迫している・・・。と、思いながら車に戻るか、建物に入るか考えていると、息子が「クマが出たんだったら、おれたちも、早く逃げようよ~。」と、いつになく、か細い声で提案してきました。
その、あまりに日ごろとかけ離れたよわよわしい声に、一瞬、状況を忘れて吹き出しそうになりました。・・・しかし実際、周囲を散策する雰囲気ではなく、笑い事でもありません。とりあえず自然センターの中に入り、情報収集することにしました。

センター内のホワイトボードには、今まさに書き込まれた「フレペの滝閉鎖中」の文字が。

残念ですが、これが自然です。

センター内を見学し、ここは撤収です。

クマわなに入ってみた子供。

北海道に来てわかったこと。自然はコントロールできない。人間にできるのは、自然に合わせて自分たちの行動をコントロールすることだけ。

残念ですが、ここまで。さらば、知床!!

ウトロを離れると、それまでの曇天が嘘のように晴れています。これが8月の知床の天気なのか・・・?



ただ、はるばる道東まで来て、これで終わるのはもったいなさ過ぎます。少し遠回りして帰ります。

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斜里を出て、南へ。

やってきたのは・・・べたですが、初・摩周湖です。


残念ながら霧は無いけれども、湖面に映りこんだ雲が美しかったです。


そして、ここまで来たら、当然屈斜路湖を見るために・・・。


美幌峠へ向かいます。




美幌峠からの屈斜路湖です。




自然はコントロールできない。

だからこそ、気まぐれに見せてくれるその美しさに、より感動してしまいます。



また必ず行きます、道東!!

それでは、また。

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