知床!!②霧の知床五湖

ろっぴ

2014年08月19日 21:19

8/14~16の道東への旅、その②、テーマは「霧の知床五湖」です。


知床の夏は、7月ですね。8月半ばの知床は、すでに秋の気配が漂っていました。しかしその分、晴天では味わえない幻想的な光景が広がっていました。

さて、話は二日目の朝から始まります。

ウトロ地区の朝のラジオ体操の風景からです。と、いいますのは・・・。

ここはウトロの道の駅「シリエトク」の前。実は今回、キャンプでなく、宿に泊まる旅でした。
宿のお兄ちゃん(小学校六年生)と友達になったうちの子たち、誘ってもらってラジオ体操に参加です。
知床の子供たちに混じってラジオ体操。なかなか経験できない、いい思い出になりました。(笑)

場所は、こちら。


さて、ラジオ体操と朝食が済んだら知床五湖に出発です。何とか渋滞前に駐車場に滑り込むことができました。

狙いは、地上遊歩道。7月末でヒグマの活動期が終了し、ガイドなしで地上遊歩道を歩き、五湖全てを見て回ることができるのです。

ただし、フィールドハウスで約10分のレクチャーを受ける必要があります。ますこちらで申請を。

レクチャーは「みなさん、この地上遊歩道は高架木道とは違い、ヒグマに対する防護策は一切とられておりません」という一言から始まります。レクチャーは具体的で、万一ヒグマに遭遇し、突進してきても、ほとんどは途中でストップし戻っていくので、決して走って逃げてはいけない(背を向けると本能的に襲ってくる)といったことを教わります。

レクチャー受講後、この「立入認定証」を提示して五湖に向かいます。


レクチャールームのドアを開けるとそこには、あこがれの知床五湖へのトレールが。


さあ、1時間20分のショートトリップの始まりです。クマ鈴をリュックに提げて・・・。


もしお時間がありましたら「続き」をクリックして知床五湖の風景をご覧ください!⇒
それでは、知床五湖を巡る地上遊歩道です。

コンデジ+素人ですが、よければお楽しみください。

天気は曇り。残念ながら知床連山は見えません。

五湖から立ち上る水蒸気が霧になって辺りを包み込んでいました。



ただ、山に登られる方はお分かりになるかと思いますが、霧のただよう森は、なんとも幻想的なものです。


今朝到着直後に、フィールドハウスのスタッフの方に「天気が悪いから・・・どうでしょうか?」と尋ねたら「その分、幻想的な風景が見れますよ」との返事がありました。半信半疑で申請書を出したのですが・・・。本当でした

モノクロにしてみました。






美しい植生を見ても、悲しいことに植物の知識が乏しい私です。先日、うちの子が図書館で借りてきた図鑑「北海道の植物」が楽しそうだったので、帰ったらコーチャンフォーで購入しようと決めました。

ちょっとコーチャンフォーって言ってみました(笑)

















今朝は、この札は使われなかったようです。

ちなみに、この日15:30頃、クマ出没のため、地上遊歩道は閉鎖されました。朝、行っておいてよかった・・・。

そして、現実に戻る扉が見えてきました。

1時間20分の世界遺産のショートトリップでした。

本当は、高いやぐらが組まれた高架木道からの景色を最後の仕上げにしたかったのですが、それは霧の中。知床、簡単に全てを見せてはくれませんでした。「来年もここにいて、そして、その時こそ晴れた日の景色を見においで」そういわれてるような気がしました。(勝手に(笑))

さいごにこの一枚を。知床にはところどころ、このように森が開けた場所があります。

今はエゾシカたちが草を食むこのような草原、かつて入植者が開墾した場所も多いそうです。知床は1914年頃に開墾が始まり、残念ながらその後、畑作には向かないということが分かり、1960年頃に離農が始まったそうです。こんな自然の厳しい場所で開拓に奮闘した人々がいたことには、驚きしかありません。またその後開拓跡地を「日本列島改造」の乱開発から守るために「しれとこ100平方メートル運動」を展開、全国から協力を募って守りきった斜里町、素晴らしい町だと思います。そのおかげで今、この美しい自然に接することができるんですね。

そんなことを思いつつ、いったんウトロを離れ、羅臼に向かいました。

次回は羅臼、そしてウトロに戻ってからのちょっとした事件、その他です。

それでは、また。

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